車椅子バスケットボールのルール |
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■ 車椅子バスケットボール 車椅子バスケットボールとは、プレーヤーが車椅子を使用するバスケットボールのことです。車椅子バスケットボールはコートの大きさ、ゴールの高さ、ボールの大きさ等、一般のバスケットボールと同じで、ルールも一般のバスケットボールとほぼ同じになっていますが、車椅子でプレ−するために少し変更がされています。 近年、車椅子バスケットボールは障害者だけのスポーツではなくなっています。楽しめる競技として健常者プレイヤーが増えて、現在、健常者プレイヤーが参加できる大会が開催されていて障害者のスポーツ、健常者のスポーツという垣根がなくなり競技者人口も年々増え続けています。 私は一般のバスケットボールをして興味があり参加したことがありますが、恐ろしいくらいのスピードと迫力で相手になりませんでした・・・。なによりも驚いたのが、選手、マネジャー、その他の車椅子バスケットに携っている人の熱意です。 「百聞は一見にしかず!」まずは生で見てください。絶対にハマります。 〜お願い〜 もっと充実したページにしたいと思っています。車椅子バスケットボール関係の写真や情報を提供していただける方を探しています。「使っていいよ」と思われている方!こちらまでメールをお願いいたします。 ■ 車椅子バスケットボールの歴史 多くの障害者を生んだ第二次世界大戦後、米英両国で車椅子スポーツが生まれました。 バスケットボール発祥の地アメリカでは車椅子バスケットボールが障害者自らの手で情熱を傾ける対象として急速に普及発展し、1949年には全米車椅子バスケットボール協会が設立されました。 一方、英国ではストークマンデビル病院のグットマン博士により脊髄損傷者の治療法のひとつとして車椅子ポロやネットボール(バスケットボールの元となったスポーツ)が導入され、この2つの流れは1950年代後半にひとつとなり、車椅子バスケットボールは競技スポーツとして世界中で盛んになっていきます。 車椅子も当初は日常使用のものが用いられていましたが、少しずつ競技用の車椅子が開発され、それにより現在はハイレベルな競技が行われています。 ■ 日本車椅子バスケットボールの歴史 日本では、1960年に厚生省の派遣でストークマンデビル病院国立脊髄損傷センターに於いてスポーツ・リハビリテーションを学んだ国立別府病院の中村裕博士によって、大分県の国立別府病院で紹介されたのが最初です。 1961年に同博士の尽力で開催された第1回大分県身体障害者体育大会で車椅子バスケットボールのデモンストレーションが行われ、1963年は第18回国民体育大会(山口県)後の身体障害者体育大会・山口大会でもデモンストレーション試合が行われました。 ■ ボールの大きさと車椅子 ボールの大きさは一般のバスケットボールと同じです。 1.8mの高さから落とし1.2〜1.4mの高さまで弾むように空気を入れます。
■ 競技時間 通常の競技時間は1クォーター(10分)を4回繰り返して40分で行います。第1&第3クォーター(ピリオド)の間には、2分間のインターバル、第2クォーター(ピリオド)が終わった後、つまり前半が終了したあとには10分のハーフタイムが設けられています。
■ 得点の種類 得点の種類も一般のバスケットボールと同じでバスケットにボールが入れば(リングを通過すれば)得点になります。得点の種類は3種類です。 3ポイントシュートエリアからのシュート成功・・・・・・3点 3ポイントラインより内側からのシュート成功・・・・・・2点 フリースローによるシュート成功・・・・・・・・・・・・・・・・・・1点 一般のバスケットボールのようにスリーポイントシュートの数は多くありませんが、スリーポイントシュートは一気に相手を追いつめたり、引き離したりすることができるため、たくさん決めることができる選手『シューター』はチームにとって大きな武器で相手にとっては大きな脅威となります。 ■ ボールの運び方 車椅子バスケットボールでは、車椅子に座ったままボールを扱わなくてはいけません。シュートなどのプレーの時、お尻が車椅子から離れると『バイオレーション』という反則になります。 一般のバスケットボールではボールを持ったまま3歩以上歩くと相手方ボールとなる「トラベリング」というルールがありますが、車椅子バスケットボールでは車輪を3回以上押し進めたときに「トラベリング」が適用されます。 ■ パスの種類 チェストパス 両手でボールを挟み持ち、胸の前から両手を突き出すようにして放り投げるパス。バスケットボールで最も用いられるパスです。 ショルダーパス 肩の上から押しだすようにして投げるパスです。 スローパス 片手で野球のピッチャーように振りかぶってから投げるパス。遠くへ速くボールを投げられるので、速攻の時などによく使われます。 バウンドパス コートにボールを一度バウンドさせるようにして投げるパスです。 ■ シュートの種類 一般のバスケットボールのように「ダンクシュート」などの派手なシュートはありませんが、車椅子同士で接触しながらの位置取りなど迫力があります。 ランニング(レイアップ)シュート バスケットに向かって走り込み、両手もしくは片手で車椅子で移動しながら放つシュート。速攻の時などによく使わるシュートで、最も基本的で成功率の高いシュートです。 フックシュート バスケットに対して真っ直ぐ向けない場合などに、体を半身に開いた状態で、片手で手首のスナップをきかせて放ちます。 バックシュート バスケット(バックボード)の下(裏)を通り、走り込んだ方と逆サイドにまわりこんで、バスケットが体の後ろにある状態で放つシュートです。 ■ 車椅子からの転倒 次のような場合はスロー・インからゲームを開始します。 ■ プレイヤーがボールを持ったまま落ちた場合。 ■ 味方のプレイヤーがボールを持っている時、同チームの他のプレイヤーが落ちた場合。 ■ 相手のプレイヤーがボールを持っている時の場合。 ■ ヴァイオレイションで相手側が最も近いアウト・オブ・バウンズからのスロー・イン。 ■ ボールを保持していた側の最も近いアウト・オブ・バウンズからのスロー・イン。 シュート動作中の転倒 ■ 成功の場合=レフリータイムの後、エンドラインから得点された側のスロー・イン。 ■ 不成功の場合=ボールの保持が明確になった時点でタイムアウトの後、ボールを持っていたチームの選手によってその地点に最も近いアウトからスロー・イン。 ■ 車椅子の規格 フットレストの高さ11cm以下床面からのフットレスト前面上部で測定し、シート・レールの床からの高さ53cm以下サイド・シート・レールの上縁部までの高さを測定します。大輪の大きさ69cm以下空気を入れたタイヤの外側部の直径を計ります。 ![]() ■ 選手のクラス分け クラス分けとは 選手には各々障害レベルの重い者の順から1.0〜4.5の持ち点が定められており、試合中コート上の5人の持ち点の合計が14.0を超えてはいけません。このクラス分けの目的は、障害の重い選手も軽い選手も等しく試合に出場するチャンスを与えるためです。仮にこのクラス分け制度がなかったとすると、障害の軽い選手だけでチームを組むことが可能となり、障害の重い選手の出場機会を奪ってしまうことになります。 クラス分けは車椅子駆動、ドリブル、パス、ボールコントロール、シュート、リバウンドなどの動作はもとより、車椅子座位における体幹のバランス能力とボールコントロール範囲に応じて分類されます。このように車椅子バスケットボールでは、それぞれのチーム間の公平性も保っています。 クラス1.0 腹筋・背筋の機能が無く座位バランスがとれない為、背もたれから離れたプレーはできません。体幹の保持やバランスを崩して元の位置に戻す時、上肢(手)を使います。脊髄損傷では第7胸髄損傷以上の選手で、基本的に体幹を回旋する事ができません。 クラス2.0 腹筋・背筋の機能がある程度残存している為、前傾姿勢がとれます。体幹を回旋する事ができる為、ボールを受けたりパスしたりする方向に体幹の上部を向けることができます。脊髄損傷では第10胸髄から第1腰髄損傷までの選手ですが、残存能力には個人差があります。 クラス3.0 下肢にわずかな筋力の残存があり、足を閉じることができます。 骨盤固定が可能となるため深い前傾から手を使わずにすばやく上体を起こすことができます。第2腰髄から第4腰髄損傷の選手及び両大腿切断者で断端長が2分の1以下の選手です。 クラス4.0 股関節の外転を使って、少なくとも片側への体幹の側屈運動ができます。 第5腰髄以下の選手及び両大腿切断で断端長が3分の2以上の選手、また片大腿切断で断端長が3分の2以下の選手です。 クラス4.5 片大腿切断で断端長が3分の2以上の選手や、ごく軽度の下肢障害を持つ選手です。どんな状況であっても両側への体幹の側屈運動が可能です。 補 足 0.5ポイントはそれぞれのクラスで上位の運動機能を有する選手に対しプラスされます。いずれのクラスでも残存能力には個人差があり、また不全麻痺等のプレイヤーも含まれる為、一概に損傷部位で持ち点を決定するのではなく、基本的なプレーの能力が判定の主たるポイントとなります。 |
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