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| アイシング | ||
| 最近、アイシングは広く普及し、野球のピッチャーが投球後、肩や肘にアイシングを施す光景をよく見かけるようになりました。しかし、アイシングもやり方を間違えると、かえって逆効果となる場合もありますので、まず目的を明確にし、その目的に合った方法でおこないましょう。基本的に、体を冷やすのはよくないことなのです。アイシングを有効に活用し自身の知識を深めると共に競技者として末永く、その競技を続けられるために有効利用していただけるとうれしいです。 |
■ 2種類のアイシング
■ 体の酷使からの回復の為のアイシング「運動後のアフターケア」
肩や肘、膝や足首など、激しく使った部分は当然熱を持ちます。そして動かし終えた後もその熱はすぐには消えません。その為に体はエネルギーを使ってクールダウンをして普段の状態に戻ろう(熱を下げよう)とします。
アイシングでその上がった熱を下げてあげれば、体のエネルギーを使う必要が無くなります。体エネルギーの省エネになる訳です。その結果、疲れ難くなります。これが「疲労回復の為」のアイシングです。

疲労回復の目的でアイシングを施す場合は、張りの出ている部位の深部まで冷えたらそれでやめ、すぐに風呂に入るのがいいでしょう。そしてさらに、風呂で温冷交代浴(シャワーを使って水→湯→水→湯→…→水の順にそれぞれ1〜2分ずつ、合計水6回・湯5回程度、疲労が蓄積している部位にかける)をおこなえば、疲労回復が促進されます。張りが強く、若干の痛みを伴う場合は、入浴後、市販のマッサージローションや消炎剤(アイスラブクールやバンテリンなど)を塗擦すれば、さらに効果的です。
■ 怪我の応急処置のアイシング
怪我の応急処置のアイシングの場合の目的は痛み、炎症、そして腫れを抑える事です。
腫れてしまうと細胞に必要な酸素が行き渡らずに、細胞が死んだりダメージを受けてしまうので治るまでに時間がかかります。
アイシングで血管をギュッと収縮させて、その収縮した血管が元に戻る時に死んだり、ダメージを受けた細胞を一気に流して正常な細胞をその部分に定着させて怪我の治りを助けます。

怪我の際に出る(怪我の箇所を治そうとする)活性酸素は強い殺菌作用があってとても役立つのですが、出過ぎると余計に炎症を酷くしてしまいます。その出過ぎる活性酸素の活動をアイシングで防ぎます。
アイシングは神経の伝達を遅くする働きがありますので、痛感神経の動きが鈍くなり痛みを和らげます。
応急処置としてのアイシングは、"患部の感覚がなくなるまで"を1回のアイシングの目安とし、受傷後48〜72時間は感覚がなくなるまでアイシングをし、感覚が戻ったらまたアイシングを施すことを繰り返します。ケガの部位によって感覚がなくなるまでの時間はまちまちであるため、どれくらいの時間アイシングを施すかは明確に示すことができませんが、だいたい15〜20分くらいが一つの目安です。